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レーザー核融合「衝撃点火」実証に成功・大阪大

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小さな一歩であるが、核融合発電の実用化に確実に近づいている。

太陽の内部で起きている核融合反応を地上に再現し、電気をつくり出す核融合発電。次世代エネルギーとして各国で研究が進む中、大阪大レーザーエネルギー学研究センターの村上匡且准教授らのグループは、レーザーを使った新方式「衝撃点火」の実証実験に成功した。欧米で研究中の方式に比べ10分の1のエネルギーで発電が可能な上、設備がコンパクトでコストを抑えられるのが特長という。

核融合発電は、原子核同士が融合する際に生じる莫大(ばくだい)なエネルギーを使って電気を起こす。燃料は海水に含まれる重水素と三重水素で、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を排出せず、原子力発電に比べ放射性廃棄物が少ない。

核融合反応を起こすには、燃料が超高温、高密度に圧縮された状態をつくり出し、「点火」する必要がある。レーザーで圧縮する方式では「中心点火」と「高速点火」が主流だが、村上准教授は2004年、第3の方式として衝撃点火を提案、実証に向け準備を重ねてきた。実験には阪大の大型レーザー「激光XII号」を使用。直径0.5ミリの球形の燃料に漏斗(ろうと)状の金属を差し込み、漏斗内側の燃料小片(インパクター)にレーザーを当て、別のレーザーで圧縮した主燃料に衝突させた。核融合反応で発生した中性子の数は従来方式の100倍に増幅し、衝撃点火の概念が実証された。

実用化への道のりは「まだ2、3合目」で高速点火方式より遅れているが、村上準教授は「衝撃点火はシンプルで将来性がある」と話している。

北海道新聞2009年6月21日朝刊3面から引用

核融合発電のような未開拓のシステムは、技術的に超えなければならない様々なハードルがあるが、重要なポイントとなる「点火」においてシンプルな方法というのは非常に大事だと思う。実用化しやすいのではないかと思う。
実用化までにはまだまだ高いハードルが待ち受けているが、核融合に使われる燃料はほぼ無尽蔵だ。ぜひ実現し、限りある資源を長く使える時代になってもらいたい。

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