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興部町が家畜ふん尿バイオガスを製造販売へ

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酪農が盛んな北海道だが、ふん尿の処理には色々と問題があった。しかし、最近ふん尿をエネルギー源として活用する事例がでてきた。鹿追町のバイオガスで公用車を動かす取り組みもそうだ。
興部町の取り組みは鹿追町より大規模であり、なによりエネルギーの地産地消という点ですばらしい。自前のエネルギー源で町内の半分の暖房燃料をまかなえるのは省エネとして期待できる。
ふん尿によるバイオガスの製造販売は全国でも初となる取り組みであるが、エネルギーを生産する手段としては全国で応用できる技術だ。興部町の取り組みが広まることを期待する。

網走管内興部町おこっぺちょうは、町内の酪農畜産農家が排出した家畜ふん尿を原料にバイオガスを製造し、2012年度から町内の民間企業向けに販売する。農林水産省によると、家畜ふん尿由来のバイオガス販売は全国で初めて。同町は1.エネルギーの地産地消、2.牧草へのふん尿散布で発生していた悪臭の根絶ーを目指しており、酪農地域の新たな環境循環モデルとして注目を集めそうだ。
同町の計画では、市街地近郊に拠点となるバイオガスプラントを新たに建設。農家から回収した家畜ふん尿を発酵させ、メタンガスと消化液の2種類に精製し分ける。メタンガスは燃料として、町役場など公共施設で利用するほか、町内の事業所に販売する。消化液は牧草地の肥料に使う。

10年度は事業の調査やプラントの設計を実施。事業費600万円は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(本部・川崎市)の全額補助で確保する。

11年度に施設を着工し、12年度にガス生産を始め、民間にも供給する。13年度以降は各家庭向けバイオガスを販売する方向だ。プラント建設などの総事業費は約15億円に上る見通し。

同町産業振興課の試算によると、町内の酪農家91戸が排出する年間約18万トンの家畜ふん尿からバイオガスを生産すると、町内世帯の半分に当たる850戸分の暖房燃料をまかなえるという。

酪農畜産業は漁業と並ぶ同町の基幹産業の一つ。現在家畜排泄物は堆肥たいひ化されるか、液状で散布され、牧草の品質低下や悪臭が問題となっている。硲一寿はざまかずとし町長は「酪農の町ならではの地域づくりとして、バイオガス生産を成功させたい」と話す。

下水汚泥の利用によるバイオガスの一般提供は神戸市などで行われているが、家畜ふん尿由来のバイオガス販売は全国で例がない。農水省は「把握している範囲で全国初となる試み。地域特性を生かした意欲的な取り組みだ」(環境バイオマス政策課)としている。

北海道新聞2010年1月4日朝刊1面から引用

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