トップ > 省エネ関連ニュース

09年のエネルギー消費、中国がアメリカを抜き世界一に

| コメント(0) | トラックバック(2)

ついに中国が世界最大のエネルギー消費国となったようだ。
こんなペースでエネルギーを消費してよい訳はない。早急に省エネ対策が求められるが、中国が世界の工場と化している現状では、中国で作られる製品の消費を抑えない限りこの伸びは増えていくだろう。

【ロンドン共同】中国の2009年のエネルギー消費量が米国を抜いて世界1位になったことが、国際エネルギー機関(IEA)の調査で明らかになった。20日付の英紙フィナンシャル・タイムズが報じた。

中国は増大するエネルギー消費に対応するため、世界中で石油権益の獲得に乗り出しており、エネルギー市場での影響力を一段と強めそうだ。

同紙によると、IEAは確定値ではないとしているが、中国の09年のエネルギー消費量は、石油換算で22億5200万トンと、米国を4%上回った。00年には米国が中国の2倍だった。米国で省エネが進んだほか、中国は金融危機の影響が米国に比べて軽微で、米中逆転につながった。

世界最大の産油国サウジアラビアの中国向け石油輸出量も昨年、米国向けを初めて上回った。米国はサウジとの関係が深く、過去数十年にわたってサウジの最大の石油輸出先だった。

中国は、経済成長に伴い国内のエネルギー消費量が急増。積極的に資源外交を展開し、アフリカなどで油田の権益を獲得している。

北海道新聞2010年7月20日夕刊3面から引用

中国のエネルギー消費の伸びはすざまじく、IEAの中国の総一次エネルギー供給によると以下のように2001年から急増している。

中国の2007年までの総一次エネルギー供給、2001年から急増している

一方、アメリカの総一次エネルギー供給の伸びは鈍化している。

アメリカの2007年までの総一次エネルギー供給、伸びは鈍化している

IEA国別のエネルギー消費はこちらのページで見たい国を選択し、Related Graphsの+をクリックして展開し、Total primary energy supplyをクリックすると表示される。

中国のエネルギー消費はこれからも減るとは考えられない。早急に省エネルギー体質に変換しない限り、世界の一次資源の消費スピードはますます加速されるだろう。
とは言っても人口一人当たりにすると中国国民の消費量はまだまだ少ない。
問題は、これらの消費したエネルギーが中国国民自身で消費したのではないという事だ。
多くは中国産の製品として世界中に広まっているのだ。
中国の産業構造が変化し、個人で消費するエネルギーが先進国並みに増えてきた時が大問題となるだろう。
この問題は明らかに解決不可能で、少し古いがアーヴィン・ラズロ氏のカオス・ポイント―持続可能な世界のための選択(2006年著)によると、

中国人の石油消費が現在のアメリカ人と同じペースになったとすると、中国の石油消費量は年間28億トンに上ると予想されるが、これは全世界を合わせても産出できるとは考えられない膨大な量だ。現在の世界の石油の産出量は年間25億トンで、すでに最大限に達しているのだから。

アーヴィン・ラズロ著カオス・ポイントの47ページから引用

と言われている。供給以上に消費する事はできないので、一刻も早い省エネ対策が必要だ。

この画面の上へ

トラックバック(2)

トラックバックURL: http://www.save-energy.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/106

つらつら日暮らし - 中国 昨年エネルギー消費世界一 (2010年7月24日 15:23)

まぁ、今の省エネを目指す御時世だと、ちょっと感心されないのでしょうけどね。 続きを読む

最近ますます2012年が本当にカオス・ポイントとなるのではないかと思うようになってきた。インターネットによる情報公開と共有が政治までをも動かすようになって... 続きを読む

コメントする


amazon.co.jpでお買い物


ないものはない!お買い物なら楽天市場

Powered by Movable Type 4.24-ja